2011-11-03

ANREALAGE SOUND

パッチワーク

白い手

ボタン



全て、ANREALAGEを連想させるもの



もう何年も前、keisuke kandaの展示会に行った時にわたしはANREALAGEを初めて知ったのだけれど、細かいパッチワーク、バターの溶けたような、少しばかり薄気味悪くアンバランスで、けれど目が離せない服を見て なんかすごいブランドがあると思った。なんかとてつもなく計り知れない奇妙なまでのエネルギーが。 「祈り」のコレクションを見に行った時、ラストルックが出てきた時の空気、すごく神妙に張り詰めていて、息を飲むってこういうことなのかなあって。

ボタンが敷き詰められたセットアップ、5000パーツのデカダンス、WWDの表紙には「第二のアンダーカバーになれるか?」

毎シーズン興味深く見てしまう破壊力と攻撃力を兼ね備えた挑戦的でかっこいいかっこよすぎるブランド。 あまりにも手が込み入った服が動く背景にはものすごく焦燥感掻き立てるピアノが流れていて、それがどうしても忘れられなくって音源が欲しいとずっと思っていたけれど見つからずもはや諦めるしかなかったけれど、忘れかけた頃に飛び込んできた「ANREALAGE SOUND」!!!





PROFILE 杉原一平

1977年9月25日生まれ、福井県出身。

福井県立武生高等学校、東京学芸大学音楽科卒。 2002年秋冬シーズンよりANREALAGEの音楽を担当する。また、ショーにおけるピアノの生演奏も担当している。

2011年10月、10年にも及ぶANREALAGEとのコラボレーションの集大成として、これまでのショーの音楽をピアノソロで収録したCD「ANREALAGE SOUND ‐遥か晴る‐」を発表する。



どこか懐かしくて儚くて狂いそうで静寂に包まれているようでいて今にも走りだしそうでけれど緩やかで。規則的に巡る日常の中で忘れてしまったちいさなちいさな気持ちがぎゅっと凝縮されていて 一瞬開いてはいけない扉をひらいたようで最初は少しだけ怖くてけれど止めることは到底出来なくて。 果てしなく続く空虚をすっぽりと包みこんで中和してくれるような それでいて心穏やかではとてもいられないような 優しさと畏怖があいまって偶然生まれた奇跡のような 苦しみから解き放ってくれるような音楽が、ここに。



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